2009年6月18日木曜日

すまいの選び方 その1


実は私、一級建築士です。
といっても昔はゼネコンの設計部で設計をしていましたが、今はその周辺の仕事をしてます。
モノを作る仕事がしたくて、どうせ作るなら大きいものがいいというかなり安易な発想を小学生のころに持ち、それが発展や展開すればよかったんですが、そのまま素直に設計の仕事をするようになりました。

でも特にここ最近、建築の仕事で稼ぐのってたいへんですね。大学の「建築学科」も人気がなくて「都市計画学科」だとか「環境学科」だとか抽象的な名前の学科が多くなっているらしいです。

それはさておき、建築の知識があるとかなり実生活で役立ちます。
そのひとつが、家を購入する時ですね。言うまでもなく、すまいは人生でいちばん大きな買い物のひとつですが、マンションか一戸建てかに始まって、実際にいろいろな物件を見に行って、環境やお金やいろんなことを熟考して決めるわけですが、意外に建物自体はよく見れていないんじゃないかと思います。

いつも不思議に思うのが、「天井高さ」です。新聞の折込広告では、キャッチコピーやきれいなパース、間取り図が何パターンかあり、設計者や施工会社は1ポイントくらいの字で書いてありますが、天井高さってほとんど書いてないですよね。一般的には、リビングで2,300mm前後だと思いますが、2,400mmはほしいところです。この100mmの違いは空間認識としてはかなり大きいです。広さの感じ方が全然違ってきます。
ほかにもポイントはいろいろあるので、徐々に書き足していずれ整理したいと思います。

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