2009年6月25日木曜日

すまいの選び方 その2 -音-


マンションを買う場合に、まだ物件が工事中で実際にモノがない状態で決めないといけないことがあります。私からすればこれはかなり冒険ですね。
ある程度専門的な知識があっても、図面や模型だけでは気づかないこと、感じられないことはあります。

そのひとつが「音」です。音にも建物内部からの音と外部からの音があります。

内部からの音というのは、躯体を伝ってくる上下左右、近隣の住戸からの音です。テレビやピアノ、ディスポーザーあるいは子供が走り回る音など、特にマンションのトラブルとして騒音問題はいちばん多いんじゃないでしょうか。
でも、内部の音は実際生活を始めてみないとわからないことが多いし、近隣の人が夜中に静かに暮らす意識があるかないかでも全然違ってきます。建物自体の設計仕様のグレードにもよりますが、施工のレベルにもよります。
でも躯体がどれだけきっちり作られているかはほとんどわからないですね。
購入前に外部の専門家にパンフレットなどを見てもらって意見を聞いてみることができればいいと思います。

外部からの音というのは、敷地周辺に鉄道があるか、道路があるか、道路の幅と交通量はどうか、夜間操業している工場などはないかなどです。購入価格とも連動しますが、特に道路の車の騒音は意識しない程度の音量でも、暗騒音としてずっと聞こえているとかなりのストレスになると思います。
たいていは、防音性能の高いサッシが付いていて閉めれば騒音を防いでくれますが、夏場など年中閉め切っているわけにはいかないので、騒音があるかないか、日中は多少うるさくても夜間は静かかなどを現地に出向いて、感じることはとても大事なことです。

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